2023.12.3【補助金】経済産業省令和5年度補正予算案について
こんにちは!INOFLEコンサルティングです。
11月24日に補正予算案が衆議院予算委員会で可決されましたね。経済産業省関係では「地方・中堅・中小企業を含めた持続的賃上げ、所得向上と地方の成長を実現する」ために、補正予算6,000億円が盛り込まれています。
そこで今回は、中堅・中小企業支援事業の中から、「中小企業省力化投資補助事業」と「中小企業生産性革命推進事業」の2つの補助金関連事業についてご紹介いたします。
中小企業省力化投資補助事業の概要
概要と目的
令和5年度の補正予算案における中小企業省力化投資補助事業は、人手不足を課題とする中小企業のために設計されたものです。この補助金は、特にIoTやロボットなどの汎用製品の導入を支援し、省力化へ寄与するものとして注目されています。企業の生産性向上と労働環境の改善を目的とし、特に労働維持型の業務を持つ企業にとって、本補助金は人手不足の課題に対する有効な解決策となることが期待されます。
ちなみに、中小企業省力化投資補助事業は、今回の1,000億円の補正予算と、事業再構築補助金の基金からの拠出を含め、5,000億円規模の予算を準備しするものとなります。従来の事業再構築補助金は、次年度以降規模が縮小(対象基準の厳格化)することが予想されますが、5,000億円は十分に大規模な予算ですので、本補助金の果たす役割は大きいものと考えます。
補助金額と対象
補助上限額は従業員数によって異なり、5人以下の場合は最大200万円、6~20名の場合は最大500万円、21名以上では最大1,000万円です。 賃金引き上げを達成した場合、これらの金額はさらに増額される可能性があります。
中小企業生産性革命推進事業の概要
概要と目的
中小企業生産性革命推進事業は、生産性向上に取り組む中小企業や小規模事業者に対する支援です。この事業は設備投資、IT導入、海外の販路開拓、事業継続・引継など、多岐にわたる分野での補助を行います。これにより、中小企業が成長投資を加速させ、事業環境の変化に対応できるようにすることが目的です。
補助金額と対象
この事業の補正予算額は2,000億円で、ものづくり補助金、持続化補助金、IT導入補助金、事業承継・引継補助金が継続して実施されることになります。
ぜひ、戦略的な補助金活用を
中小企業の経営者の皆様においては、これらの補助金の戦略的な活用を検討してみてはいかがでしょうか。省力化投資による生産性向上は中小企業の持続可能な成長と競争力強化につながります。事業に見合った技術や機器を慎重に選択し、効率的な事業運営と新たな成長機会を創出することが重要です。
現時点では、補助金の詳細な情報は明らかにはなっていませんが、令和5年度補正予算に含まれる中小企業省力化投資補助事業と中小企業生産性革命推進事業は、中小企業の将来の成長に確実に寄与するものです。
INOFLEコンサルティングでは、引き続き経営者の皆様の事業を加速させるご支援をさせていただきますので、補助金関連でお困りごとやご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください!